同居生活

03

その日の夜。
寝ようと思い、ベッドにもぐりこんだ。
真夏は36度を過ぎる為、クーラーは必需品。
でも、私のこの家は、私の魔法によってできているから、
クーラーをかけなくても、とてもすずしく居心地がいい。

さぁ、寝よう、と思ったときだ。

「天使ちゃーんっ!オレんとこ布団ないからこっちで寝るっ!!!」

意味不明発言!!!

「はぁ?!ムリに決まってんだろこのドアホ極悪悪魔め!」

ベッドに入り込もうとする悪魔を一蹴り。

「それはひどいっしょー。せっかくいっしょにすごすんだし、照れるなよー!」



笑顔でそんなこと言わないでよ。

心が揺らぐことはない。

ただ、悪魔に天使の心を思い出させるだけ。

でも、とてもとても難しい。


だって―……





こんな性格のおちゃらけ極悪悪魔だから


03エンド
2009/5/6 : 加筆修正