ヤミガチカヅク

1

心のそこから**に信頼してた。
一番大切だと思える友達だった。
そんな**にそんな態度取られたこの気持ち。

**に分かる?


気まずくなった。

空気が重い。
あんだけはしゃいで二人バカ面してたのが嘘のよう。

何も喋らない。
お互い空気を共存しているにも関わらず、心は何処か違う場所にあるみたい。


誰か来ないかな。
いつも一緒にいる、**意外の女の子。


…あ。


来た、来たよ。
いつも一緒にいるコ。


…あ。


**の方へ行っちゃった。

こんなに近くにいるのに**の方へ。


こんなコト考えても、
仕方ないって知ってる。

なんで、どうして、
こんなにマイナスに考えるのだろう。


もっと気楽な性格が良かったな。


そう。

何も気に掛からないくらい、
心が雄大な人のような。



**はここ数年であたしの知っている**ではなくなった。
知らない人のようになってしまった。

口が悪い。

すぐにイライラする。

すぐに物にあたる。

陰口もあれば、わざと本人に聞こえるくらいの声で嫌味を言う。

はっきり言って、性格が悪い。

そのくせ、友達は多い。
たくさん人が集まる。

そんな**が嫌いになった。

あたしの知らない**が、
嫌いに。


そして、ソシテ、SOSITE。

日に日に楽しくなくなった。

**といる時間が、一番嫌いな時間になった。

どうする?



…結局逃げた。

上手いこと避けて。

なるべく**に会わないように。


ただ意識してただけで、
本当は本当に用事があっただけなんだけど…

心の中では喜んでいた。


**に会わなくていい、と。


1エンド
2009/5/6 : 加筆修正