Three Love//進行形

01

今は恋なんかどうでもいい。
ううん、きっとこれからも。

私の"恋愛封印"は、"中毒"にまでなるのであった。



いつのまにか、どんな男の人を見ても、なんとも思わなくなった。
昔のような、"感覚"が、消え失せる。


まるで、忘れ去られた"悲劇のヒロイン"のような。




中学生2年へとなった。
名簿を見る。
そして私は見てしまった。




"好き"であった、"彼"の名前を。







鍵が壊れそう。
破滅しそうな気持ち。
ぐるぐる過去と今が回る。
どうして。



一緒のクラスなんかになった?




疑問は日を重ねるごとに消えていった。
何故なら、私は彼の"存在"に、"恋愛封印"を解くことはなかったから。
勝ったのだ。この運命に。

恋?
そんなのいらない。
愛?
家族だけで十分。
彼氏?
そんなのいらない。
トモダチのままがいい。


それが一番ベストな回答。
これが一番有利な恋愛封印。



そうこうしているうちに、私は"中毒"となった。


不恋愛中毒、進行形。


ThreeLove -end-
2009/5/6 : 加筆修正