好きってそんなにも重たい荷物なのだろうか?
今は恋なんかどうでもいい。
ううん、きっとこれからも。
私の"恋愛封印"は、"中毒"にまでなるのであった。
いつのまにか、どんな男の人を見ても、なんとも思わなくなった。
昔のような、"感覚"が、消え失せる。
まるで、忘れ去られた"悲劇のヒロイン"のような。
中学生2年へとなった。
名簿を見る。
そして私は見てしまった。
"好き"であった、"彼"の名前を。
鍵が壊れそう。
破滅しそうな気持ち。
ぐるぐる過去と今が回る。
どうして。
一緒のクラスなんかになった?
疑問は日を重ねるごとに消えていった。
何故なら、私は彼の"存在"に、"恋愛封印"を解くことはなかったから。
勝ったのだ。この運命に。
恋?
そんなのいらない。
愛?
家族だけで十分。
彼氏?
そんなのいらない。
トモダチのままがいい。
それが一番ベストな回答。
これが一番有利な恋愛封印。
そうこうしているうちに、私は"中毒"となった。
不恋愛中毒、進行形。
ThreeLove -end-
2009/5/6 : 加筆修正